
きもの講座 | 日本文化の豆知識 和のしつらえ


四季とともに暮らす和のしつらえ|しつらえとは
昔から建築は、その地の気候や風土に合わせて発展してきました。
日本の住宅建築は、木造で、風通しがよく生活に光を採り入れ、多湿な気候でも快適に過ごせるよう工夫がなされています。
古来から私たちは、二十四節気、七十二候といった季節の移り変わりを生活の中に取り入れ暮らしてきました。
正月には門松やしめ縄、鏡餅などでハレを祝ったり
春には雛人形を飾り、菖蒲湯や五月人形で厄を除ける、七夕飾り、盆灯篭、月見団子に千歳飴など…このように季節の行事とともに暮らしてきました。
「室礼」とは家の内と外、とりわけ室内を季節のもので装うことでした。
現代では、空間が制限されてしまいディスプレイをする場が少なくなったお宅もあるかと思います。
しかし先人たちが伝え残してくれた衣食住にかかわる伝統文化は、私たちが自然とともに生きているのだということを思い出させてくれる大切な暮らしの一部です。
