
「雨水」二十四節気の過ごし方
2021.03.11
みなさん、こんにちは!
今回もまた、京都での二十四節気の過ごし方について紹介してまいります。
春の暦の中で2番目の暦、それは「雨水」です。
今年は2月18日から始まります。
この暦の前の「立春」と比べると暖かい日も増え、
少し春らしさが垣間見えるような季節ですね。
この「雨水」の中での代表的なイベントといえば、雛祭りです。
この日に雛人形を飾るという印象が持たれがちですが、
実は人形は雨水が始まる日当たりから飾って3月3日が終わったらすぐにしまうことで、
女の子がいい縁に恵まれるようになると言われています。
(人形に悪い気を吸い取ってもらうという意味があるそうです)
この「雛祭り」は「桃の節句」とも呼ばれています。
桃の木は古来から不老長寿を表す縁起の良い植物として知られています。
ピンク色の可愛らしい花を咲かせるこの植物は、どの時代でも愛されてきました。
茨城県内でも、各地で個性豊かなひな祭りのイベントが毎年催されていますよね。
真壁のひな祭りや結城のひな祭り、土浦市のひな祭りなど、さまざまな場所で
お雛様を巡ることができます。
今年は、コロナウイルス蔓延の影響で京都の市比賣神社のひいな祭りも、
下鴨神社の流し雛も中止となってしまいました。
色鮮やかで美しい心温まる祭りがなくなってしまい本当に残念ですが、
京都では暮らしの中でも「桃の節句」を楽しむことができます。
「京都御苑」がその代表例です。
京都御苑といえば、もう少し後に綺麗に咲く、しだれ桜が実に有名です。
しかし、その少し前に満開になる桃林・梅林のあたりも、ものすごく綺麗になります。
ビンク・白・赤と三色の美しい花達が咲き誇り、桃と梅の甘酸っぱい香りがあたりに漂よって、
春の散歩にぴったりの場所となるのです。
この三つの色に合わせたお色の着物を着て散歩している人も見られ、
一体が本当に美しく見えます。
春の中では早めの時期に咲いて散ってしまう桃と梅の花は、
春の暖かい日々の訪れを教えてくれる本当に大事な植物であるといえます。
京都御苑は、京都の人間にとっては定番の散歩スポットであって、
季節の節目を感じることのできる大事な場所となっています。
とても広い場所であるため、コロナウイルスの自粛期間の中では、
ソーシャルディスタンスを保ちながら、散歩・運動のできる場所として今も重宝されています。
大きなイベントがコロナウイルスの関係でなくなってしまうこともあり、
とても残念ですが、このように日常生活の中での
小さな喜びを見つけられる時期であるともいえます。
今まで見逃してきたような小さな幸せを見逃さないようにしていきたいものです。
佐沼屋呉服店は、
茨城県龍ケ崎市・牛久市・阿見町・稲敷市・美浦村・河内町・利根町・
取手市・守谷市・つくばみらい市・土浦市・つくば市などで着物を選ぶお手伝いをさせて頂いております。
皆様のご来店をスタッフ一同、心よりお待ちしております!
NEWS佐沼屋ニュース
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2021.03.29
結婚式のお呼ばれに着たいおすすめのきもののご紹介
今回は、結婚式にお呼ばれした際のきものの選び方について 詳しくご紹介します。 「結婚式、どのようなきものがTPOにあっているのかわからない!」 「結婚式に行く際、どのようなきものを着ていけばいいのかわからない」 そのような方に是非お読み頂きたい内容です! ◎新郎・新婦のお母様や姉妹、近しいご親戚の方(既婚者) 黒留袖を着用しましょう。 黒色の着物で、家紋が入った既婚女性の第一礼装です。 ◎新郎・新婦の姉妹やご親戚の方(未婚既婚問わず) 色留袖を着用しましょう。 家紋付きで着用することが多いきものです。 五ツ紋が入っている色留袖は、黒留袖と同格のきものになります。 訪問着より格が高くなり、 結婚式や叙勲などお慶びの式典で是非お召しいただきたいきものです。 ◎ご親戚や、同僚・ご友人(未婚既婚問わず) 訪問着を着用しましょう。 ご結婚される方の同僚やご友人は「訪問着」のご着用がお勧めです。 こちらも色留袖と同じく、未婚既婚問わず皆様にお召しいただくことができます! ご結婚式への参加の場合は、 紬(つむぎ)地や大胆でデザイン性が強いものはなるべく避けた方が無難です。 ◎新郎・新婦の姉妹や従妹、同僚・ご友人(未婚者) 振袖のご着用がお勧めです。 未婚女性の第一礼装で、格も高いきものです。 成人式以降お召しになられていない振袖などを お持ちの方は、是非結婚へのお呼ばれの際に お召しになられてはいかがでしょうか? ◎きもので結婚式に参加する際に気をつけるべきポイント ①友人の結婚式などに参加する場合は、ご親族の黒留袖とかぶる可能性のある黒系のきものは控えましょう! ②白やクリーム色のきものは着用OK! ですが、花嫁さんのウエディングドレスや白無垢などとのお色味かぶりが 気になる方は、半襟や重ね襟などの小物で色味を足すことをお勧めします! ③季節に合った柄のきものを着ましょう 柄やお素材などは、結婚式が開催される季節に合ったデザインのきものを 選ぶのがベターです。桜柄は、日本を代表するお花ですので、いつの季節に お召しいただいても構いません。 いかがでしたでしょうか? 結婚式にお呼ばれした際は、立場ごとに着用するきものを正しく選び参加しましょう! 佐沼屋呉服店は、 茨城県龍ケ崎市・牛久市・阿見町・稲敷市・美浦村・河内町・利根町・取手市・守谷市・つくばみらい市・土浦市・つくば市などで着物を選ぶお手伝いをさせて頂いております。 皆様のご来店をスタッフ一同、心よりお待ちしております!
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2021.03.29
春におすすめのお出かけきもの 選び方のご紹介
今回は、春のお出かけにぴったりのカジュアルきものを ご紹介します。 気候も段々と暖かくなり、外にお出かけをしたくなる季節が やってまいりました。 感染症対策をしっかりと行いながら、 束の間の春日和をきもので楽しみませんか? 春にぴったりのきもののコーディネート方法や選び方をご紹介します。 ◎春の光を感じさせるようなお色味を選ぶ きものは、季節を先取りした柄や色味をチョイスするのが粋でお洒落な装いですよね。 春は、1月ごろから少しずつ春の訪れを感じられるような 柔らかいカラーを取り入れて行くのがお勧めですよ。 特に、パステル系の淡いお色味は、春の暖かく柔らかい日差しを 連想させるカラーですので、まずは小物から淡色系のアイテムを 使用してみてはいかがでしょうか。 パステルピンク系はちょっと苦手、、、という方は、 淡いブルーやグリーンなどのお色味も 春に新しく芽吹く木々や葉のようなイメージで きものスタイリングに取り入れると、落ち着いた印象の中にも 春の訪れを感じることができ、おしゃれにきものをお楽しみいただけますよ。 ◎春におすすめの模様 春にぴったりのきものの模様は、桜や梅、蝶などです。 満開の桜や夜桜、桜並木へのちょっとしたお散歩などに 桜模様のきもので出かけると ますます春を感じることができ、桜を背景にしたお写真なども さらに美しく残すことができます。 梅模様や蝶のきものは、特徴的でおしゃれなきものも多く、 華やかな印象できものをお楽しみ頂きたい方にぴったりです♡ ◎まずは帯紐一本から春らしさをプラス 「普段、暗めの色味のきものを着ることが多くて なかなか新しいきものに勇気が出ない、、、」 そんな方は、帯紐などから春色を取り入れてみましょう! 帯紐と帯揚げを春らしいカラーにするだけでも、 途端に春らしい柔らかい装いに変えることができます♡ 小物や髪飾り、バッグなどで春色を取り入れ、 きものも明るめの色味に挑戦してみたくなった際は 是非桜や梅などの春の花や、美しい蝶などの模様があしらわれた 春にぴったりのきものをお楽しみくださいね。 いつも落ち着いたお色味を選びがちな方こそ、 春の日に新しいきものコーディネートに挑戦してみませんか? 新たなきものの楽しみ方に出会えるかもしれません。 ぜひ、春のお出かけはカジュアルきものでお楽しみください。 佐沼屋呉服店は、 茨城県龍ケ崎市・牛久市・阿見町・稲敷市・美浦村・河内町・利根町・取手市・守谷市・つくばみらい市・土浦市・つくば市などで着物を選ぶお手伝いをさせて頂いております。 皆様のご来店をスタッフ一同、心よりお待ちしております!
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2021.02.28
絞り染めのきもの ご紹介
今回は絞り染めのきものをご紹介いたします。 きものには染め、刺繍など様々な技法がございます。 その中に絞り染めという技法があります。 布地を糸で結んでくくりつけたり、専用の器具を使用して挟んだりすることで、 染まる部分と染まらない部分を作り防染し、染料で染め、独特で美しい模様を作り出す技法です。 一つ一つの部位を結んだり挟んだりして絞りの柄は作られています。 膨大な時間と職人の技法が詰まったきものです。 手間のかかる総絞りのアイテムは、 高級品、贅沢品として江戸時代には禁止令が出されたほどのものでした。 繊細で魅力的な柄は、見るものを引き込むような力を持っています。 ◎絞りのきものの格について 絞りのきものは留袖の第一礼服よりは格が下になります。 しかし、振袖や訪問着などであれば、フォーマルな場での着用も問題ございません。 日本古来の伝統のある繊細な技法であり、職人の高度な技術が宿る、価値のあるきものです。 ◎絞りの歴史 絞りの歴史は、紀元前まで遡ると言われています。 世界各国で絞り染めを使った作品などが発見されています。 絞り染めは、奈良時代から中世にかけてはなかなか表に出る事はありませんでした。 しかし、室町時代から安土桃山時代にかけて「辻が花」が流行します。 辻が花は、縫い締め防染による染めが中心のきものです。 室町時代末期から、江戸時代初期までの短い期間にさかえたのが特徴です。 現在の遺品数は300点ほどしかないと言われており、 遺品の少なさから。「幻の染物」と呼ばれています。 こちらは、佐沼屋呉服店プレミアム振袖の「夢幻 辻が花」です。 ゴージャスで美しいデザインが特徴的で、一生に1度の成人の日を 華やかに彩ってくれます。 振袖だけでなく、絞り染め技法のきものは、 美しく高級感のあるものが多く、 着る人を繊細で可憐な印象に見せてくれます。 きものを、普段着やお稽古事、パーティーなど様々な場面で着用したい方や、 高級感のある美しいきものをこれから楽しみたい方に 是非1度お召しいただきたいきものです。 佐沼屋呉服店は、 茨城県龍ケ崎市・牛久市・阿見町・稲敷市・美浦村・河内町・利根町・取手市・守谷市・つくばみらい市・土浦市・つくば市などで着物を選ぶお手伝いをさせて頂いております。 皆様のご来店をスタッフ一同、心よりお待ちしております!
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